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Yahoo!基金を通じ、ご寄付をいただいた皆様へ

 この度はYahoo!基金を通じ、ご寄付を賜り、誠にありがとうございました。
現時点(2017年3月21日)で、639名の方から、総額334,743円をご寄付いただきました。
この中で2月末日までにご寄付いただいた290,244円がYahoo!基金からのマッチングにより
同額をご寄付いただくこととなりました。
頂いたご寄付を元に、浜通りでの事業に使わせていただきます。

Yahoo!基金は今後も続きますので、引き続き、何卒よろしくお願いいたします。

特定非営利活動法人福島県有機農業ネットワーク 理事長 浅見彰宏
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震災から7年目を迎えて

震災から丸6年が過ぎました。今年は穏やかな日でした。県内各地では慰霊や6年間の復興の軌跡を振り返るイベントが催されたようです。

浪江町や富岡町の一部、飯舘村、川俣町山木屋地区はこの春に避難解除となります。その地域に住み避難生活を強いられた3万2千人もの方々がやっとふるさとに帰ることを許されるのです。
しかし除染が進んだとは言え、生活環境、医療、仕事、教育など住民の不安は絶えません。昨年避難解除された南相馬市小高区、葛尾村などでも帰還者は全人口の1割程度にとどまっています。解除になったとはいえ帰還のハードルは決して低くありません。
この地域の住民にとって復興はやっとスタートラインに立ったのです。復興2年目といってもよいでしょう。

ましてや農業を生業にする人にとって、長年放置されてしまった農地を元に戻さねばならず、放射能とも引き続き向き合い続けなければなりません。さらに地域のコミュニティがなければ営むことの難しいことを考えると、農業の復興の道は非常に厳しいといえるでしょう。

しかし残念ながら震災の記憶は急激に風化しています。政府は震災発生日に合わせた恒例の首相の記者会見を今年から中止し、さらに追悼式では復興が順調に進んでいることをアピールして「原発事故」の文言も使いませんでした。
であるならば、私たちは復興がまだ道半ばであることを、被災地からのメッセージとしてもっと多くの方々にしっかりと伝えなければいけません。

そのために福島県有機農業ネットワークでは、刻々と変わる福島の復興の状況と、様々な課題に直面しながら奮闘する農家と触れ合う場を、特に浜通りで創ることを使命と考えます。
そこで2017年に南相馬市鹿島区に体験交流施設を開設し、県内外の消費者と浜通りの農家とを結びつけるための様々な事業を予定しています。鹿島区の障がい者支援をしているNPO法人あさがおさんと協働でコミュニティカフェの運営も行います。少しでも多くの方が福島県、そして浜通りを訪れてもらい、農家と交流してもらう場を創りたいのです。

復興はただ震災前の姿を取り戻すことではありません。原発事故による放射能汚染の克服という高い試練を乗り越え、生産者と消費者、弱体化した地域コミュニティの再生のための新しい仕組みを創生する。原発事故という未曽有の事態に直面したからこそ、私たちにはできることがあると信じています。

そのためには引き続き皆様のご支援、ご協力が必要です。この一年も福島の農家、そして福島県有機農業ネットワークの活動を支えて頂きますようお願い申し上げます。

理事長 浅見彰宏

南相馬市にてNPO法人あさがおさんと共同事業の打ち合わせ

【寄付募集中!】
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5107001/

浜通りの復興はまだ道半ば。農業はこの地域の基幹産業であり、同時に多くの人を結びつける機能も持ち合わせています。
弊団体は南相馬市鹿島区で、障がい者のための福祉事業を展開しているNPO法人あさがおさんと共同で、人と人とを繋ぐコミュニティカフェの開設を目指しています。
新たに県営復興住宅に移ってきた避難者や、農業者、障がい者が交わる新たなコミュニティを創りたい!
先日その打ち合わせを行いました。
あさがお打ち合わせ

「健康な土づくり研修会」報告

1月20日に、郡山市にある福島県農業総合センターにおいて、弘前大学教授杉山修一氏の講演会等が行われました。

杉山氏は、奇跡のリンゴで有名な木村秋則さんのリンゴ畑の調査をしておられます。それによると、木村さんのリンゴは無農薬で化学肥料も堆肥も有機肥料も使わないにもかかわらず、慣行の7−8割の収量をあげています。病班は出ますが広がず大きな被害にはなりません。害虫もみられますが、被害が拡大しないことから天敵によって食べられてしまっているようです。盛岡市で木村さんのやりかたをまねた「模倣園」を7年間にわたって実践してきましたが、ほぼ収穫皆無でまだうまくいっていません。奇跡のリンゴが奇跡でなくなる目処はまだたっていません。

杉山氏は、水稲や畑の自然栽培も調査しています。水稲では、宮城県涌谷町で40ヘクタールの水稲栽培を行い、平均で8俵の収量をあげている黒澤重雄さんを調査しました。黒澤さんの水田は、他の自然栽培や慣行栽培に比べて、生育後期の窒素供給が高いことが明らかになりました。施肥をしていないのに窒素供給が高いのは、雑草が少ないので株元に光が差し込み、土壌表面で独立栄養型の窒素固定が行われていること、代掻きや中耕除草を行うことで養分が有効化していると考えられました。

畑の自然栽培においても窒素供給が肝要であるとのことですが、水田に比べてまだ展望は立っていないように思われます。畑は土の中に酸素があるので、微生物が土の腐植を分解するので、常に有機物を補給しないと土が痩せてしまいます。畑は水を排水しないと酸素欠乏になってしまいますが、その排水で養分も流亡してしまいます。さらに、畑では独立栄養型の窒素固定菌はあまり働きません。1つの方法は、炭素/窒素比が高い(目安が40程度)堆肥を投入することにあるようです。投入をしないなら、緑肥や雑草を活用することです。


続いて、郡山市にて親子三代で有機農業を40年以上にわたって営んできた石澤智雄さんから実践報告がありました。石澤さんは10年前から自然栽培にも取り組んでいます。具体的には、水田では冬の間、畝を立てて土を乾かすことで雑草を抑制することに成功しました。収量は5俵レベルですが、黒澤さんをまねて収量の向上を図る計画とのことです。ニンジンでは緑肥と組み合わせることで雑草抑制にもつながりました。ニンジンで作ったジュースは味がよいと好評です。

最後に、試験結果の発表がありました。福島県には有機農業推進部局があるのが心強いです。今後も技術開発の連携をしていければと思います。

→続きを読む

Yahoo!基金で寄付を募集しています

このたびYahoo!基金のご協力により、募金サイトを立ち上げることができました。

集まった寄付金で、浜通り地区の農業の復興の一助となるよう、活動していく所存です。

まずは多くの方に、このサイトをご覧いただきたく、皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。

http://donation.yahoo.co.jp/detail/5107001/
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