福島県農業総合センター主催のセミナーに参加しました

福島県農業総合センター・有機農業推進室主催の有機農産物マーケティング研修会に参加しました。
講師は宮城大学の@谷口葉子先生。(そのあとにイオンのバイヤーの方)
谷口先生はCSAや提携など、有機農業の消費や流通の研究が専門で、以前、堰と里山を守る会についてヒヤリングに山都町まで来てくれたことがあります。
さて今回はどんな層の人が有機農産物を買ってくれているのかというマーケティングの話で大変興味深いものになりました。
マーケティング研修チラシ

以下、備忘録もかねて講演の内容をまとめました

【マーケットの動向は】
・欧州や米国では毎年10%前後で市場規模が拡大している。ここ10年では欧州で2倍以上、米国では3倍以上に拡大。
・日本は欧米に比べ有機食品購入金額がずっと少なく、成長の潜在能力は高いと言える(かも)。
・日本の有機JAS各付け数量や圃場面積は年率3%前後の増加しているものの、市場に有機食品が占める割合は0.2%程度
・それに対し、デンマークは7.6%、スイス7.1%、米国5%、フランス2.6%、イタリア2.2%など
・日本の消費者の有機農産物に対する評価は「安全」「美味しい」「健康を改善」「自然環境の保全」などで半数以上の人が評価し、関心がある、大いに関心がある人も合わせて56%と高く、今後購入したいかという問いにも57.5%が購入意欲を示している。
・ここに「態度と行動のかい離」が見られる。
・関心があり、購入したい人は半数以上。でも市場に占める割合は0.2%。原因は何か?
大手流通のイオンも参入。
・有機農産物は作れば売れる時代になってきた? 現在、東北地方の有機農産物は圧倒的に供給不足でイオンも供給元を探している。

【ターゲットは誰か? どんな人なのか?】
(アンケート調査から消費者の動向を分析)
・原発事故直後のアンケートから、有機野菜をたまに購入する~定期的に購入する人のグループの中には、事故を機に「有機野菜を買い控えているものがある」人が40%弱(38.5%、34%、39.8%)いて、普段ほとんど有機野菜を買わない人のグループ(同22.4%、29.2%)よりも高い。⇒有機野菜を買う人ほど福島産を避ける。
・一方で「支援のためにむしろ積極的に購入している」人が日頃有機野菜を購入する人の中には11.4%、15.7%、12.9%と、普段ほとんど有機野菜を買わない人のグループ(7.6%、8.5%)よりも高い。⇒有機野菜を買う人で、福島を支援するという利他的気持ちが強い。
・つまり有機野菜の購買層には、放射性物質に対する反応で二極化(避ける派と支援派)傾向が見られる=有機農産物の購買層は多様であることを示している。
・有機野菜に支払ってもよい価格水準は、購入頻度の高い人ほど支払ってもよいと考える価格水準は高くなる。(3割以上高くてもOKが半数以上)
・デモグラフィック上の特性は、購買層は学歴、収入が高く、配偶者と同居している。ただし、性別、年齢、職業、同居している子供の有無とは関係ない。(購入のきっかけは妊娠、出産が多いが)
・Schwartsの10種の価値から購買層が重視しているのは
「博愛」⇒環境保全、生物多様性など
「慈善」⇒家族愛、友人への愛など
さらにコアな購買層は
「安全」⇒健康、自分の安全など
「自主独往」⇒自己の裁量を重視するなど
・上位概念は「自己超越(利他性)」「保守」「変化受容性」
・これらからも購買層の多様性、購買動機の複雑さがみられる
シュワルツの10の価値
購買層の価値

購買層の分類(普段食べている野菜の35%が有機野菜の人)
・安全・利他⇒「安全」「博愛」を重視。一番大きなグループ。
・自立・利他⇒「自主独往」「博愛」を重視。次に大きなグループ。
・快楽・安全⇒「快楽」「安全」を重視。利己的価値を重視
・自己高揚⇒有機を食べる人には少ないグループ。一部の消費者にとってはむしろ重要な価値。
・価値の発見が大切。モノだけでなくコトで考える。Value of moneyを考えること。
・業界内の共有資源の充実化⇦これこそがふくしま有機ネットの役割ですね。
まとめ
・日本の有機食品市場は成長の潜在力が期待
・消費者の関心は高いが、実際に購入者はわずか
・購入層は多様性があり、細分化した層に適したアプローチが功を奏することもある
・有機農産物の価値を言としても捉え、消費者のどのようなニーズを充足できるか考える

会場には福島県有機農業ネットワークの会員の方も多数いらっしゃっていました。今後の有機ネットの活動に活かせるよう、会員の方ともこの内容を共有できたらと思います。
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「福島まるごと食べようかい」に参加しました。

4月7日に一般社団法人 MOA自然農法文化事業団主催の「福島まるごと食べようかい」に事務局より2名とオルガン堂より1名が参加してきました。

まずはいわき市の「ファーム白石」の白石長利さんの圃場を見学しました。
白石長利さん圃場


福島第一原発から35㎞地点でありながら、山に守られて線量は低いのだそうです。

白石長利さん説明

白石長利さん
白石長利さん
(目立つ為に赤いツナギを着るのがポリシーなんですって(笑))

現在この圃場ではキャベツとチビッコリー(ブロッコリーの脇芽)が栽培されています。
自然農法に拘り、無農薬・無化学肥料。
キャベツもチビッコリーもその場で生食!
「あま~い!!!♬」

白石長利さんチビッコリー
チビッコリー

白石長利さんキャベツ
キャベツ


白石さんが栽培されている野菜は、主にいわき市内のフレンチ料理店「Hagi」さんに出荷し、シェフの萩さんと共に加工品の開発などもしているそうです。

白石長利さん萩さん
萩シェフ

圃場を後にして白石さんのお宅へ。
白石長利さん古民家
築100年を超える立派な古民家です!


お待ちかねの昼食は萩シェフ特製のサーロインロースト弁当。
付け合せの野菜は勿論、白石さんの野菜とお米、いわき市産の野菜です。
白石長利さん萩さん弁当
白石長利さん萩さん弁当中身
普段はお弁当を製造されないとの事で、今回は特別だったそうです。ありがたい♬

白石長利さん温野菜とドレッシング
圃場で生食したキャベツとチビッコリーは温野菜にして頂き、白石さんの焼ねぎドレッシング(萩さんと開発中)をかけて頂きました。
このドレッシングは、白石さんが栽培した、いわき伝統野菜「もてねぎ」をじっくり焼いたものをドレッシングにしたのだそうです。
とても美味でした!
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昼食の後はいわき市の見せる課さんとの懇談会。
風評被害対策について農家さんや漁業者の方々との取り組みを伺いました。
市が全面的に、対策に携わり、コマーシャルしていることが、とても印象的でした。
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一行は「とまとランドいわき」さんへ。
白石長利さんとまとランドいわき

巨大なハウスではトマトやパプリカは『ココウール養液栽培』という栽培方法で、ヤシの実の皮や繊維を固形状にした培地にトマトの苗を植えつけ、その時々の日射量に合わせて養液の量や回数を調整して供給する方法を用いているのだそうです。
低農薬・低化学肥料で、10か月もの間、収穫が可能なんだそうです。
白石長利さんとまとランドいわきアイコ
アイコ

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パプリカ

こちらでもトマトとパプリカの試食をさせて頂きました。


そして、萩シェフのお店へ。
白石長利さん萩さん店

こちらでは萩シェフと白石さんの加工品開発(6次化)についてのお話を伺いました。
野菜の収穫序盤のものと収穫終盤のものでは、加工した段階で色に違いが出るというお話は目から鱗でした。
白石長利さん萩さん加工品説明

他にも萩シェフはいわき市産に拘り、様々な加工品を製造されておりました。
見た目もとても可愛いですよね。
白石長利さん萩さん加工品

私たち有機ネットメンバーはここでおいとましました。
会は1泊2日のツアーで、とても残念ですが、また機会がありましたら、参加したいと思います。
皆様お世話になりました!ありがとうございました。
白石長利さん記念写真

【農家民宿の母ちゃんたちの料理勉強会】2月11日(火) 販売交流部

会員の中村さんからのご縁で、郡山市逢瀬町の「母ちゃんズ」と農家民宿の田舎料理を一緒に作る勉強会に、
事務局より2名、オルガン堂より1名が参加してきました。

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会場に到着すると、沢山の大学生も参加されていました。

先ずはみんなお揃いの「母ちゃんズTシャツ」にお着替えです♪
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郡山市逢瀬町はキャベツが特産!ということで、ロゴはキャベツがモチーフなんですって。
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第1部は調理実習。
今回作るメニューは「野菜けんちん、キャベツ餅、大福」です。
けんちんと大福は知っていますが・・・キャベツ餅!?
キャベツ餅とはなんぞや??と期待に胸を膨らませていざ!

母ちゃんズを中心に、3つのグループに分かれて調理開始です。
(私は写真撮影の為、調理には加われませんでした。残念)

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オルガン堂厨房担当、流石に手際が良いですね~(笑)
女子大生も管理栄養士を目指しているだけあって、手際が良いです♪

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沢山の野菜の下ごしらえが終わりました!
このキャベツは「雪の下キャベツ」といって、雪の中で甘みが濃縮されたとても甘いキャベツです。
早速芯をつまみ食い!
「!!!!!あっまぁ~い!!!!!」
みんなでつまみ食いをして、感動してしまいました。
まるで砂糖にでも漬けてたんじゃないかという程の甘さです。

一方、こちらでは苺大福作り。
つきたてのお餅に苺、あんこ、を包み込みます。
なかなか難しい・・・。
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大福も出来上がり、いよいよ野菜けんちんとキャベツ餅の仕上げです。
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豆腐は油をひいた鍋で、炒り豆腐に。
跳ねるから気をつけて~!!!
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味噌の加減はどうかしら?
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さて、出来上がりです。
みんなで試食~。
キャベツ餅とは醤油味に炒めたキャベツを絡めたお餅でした。
昔は砂糖が貴重で、キャベツの甘みで代用してたところから生まれたんだそうです。
逢瀬町特有の郷土料理でした。IMG_20140211_121147728.jpg
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今回キャベツ餅を作れるようになったということで、キャベツ餅マスターの認定を受けました♪
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オルガン堂でもメニューに出てくるかしら~?

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逢瀬町の母ちゃんズの皆さん、父ちゃんズの皆さん、ありがとうございました!!




第3回 ふくしま有機ネット連続セミナーのご案内

2013年3月23日(土)

第3回 ふくしま有機ネット連続セミナー
農家のエネルギー自給

3.11を機に、地域におけるエネルギー自給が大きく注目されている中、家庭でもできるエネルギー自給の方法を取り上げます。埼玉の小川町の有機農家であり、長年バイオガスキャラバンの活動を通して農家エネルギー自給の普及に寄与して来られた講師に、実際に発電をおこなうデモも実施。

ゆうき


●開催日   3月23日(土)
●時間    13:00-16:00
●場所    大和川酒造 北方風土資料館(福島県喜多方市字寺町4761)
●会費:会員・・・無料 非会員・・・1,000円
●講師:桑原 衛氏(NPO風土活用センター)

有機ネット連続セミナー「有機栽培による果菜づくり」開催

2013年1月26日(土)、二本松市市民交流センターにおいて、
北海道の瀬川守氏(当麻グリーンライフ、有機農業技術会議)、及び福島県山都町の小川光氏(チャルジョウ農場)をお招きして、主に、トマト、きゅうり、なすなど果菜の有機栽培方法について講習会を行いました。
お二人の栽培に共通しているのは、苗自体が持っている生命力の強さを引き出し、結果として病気になりにくくし、農薬等の使用を抑えるというものでした。長年の成果によるそのワイルドな講演内容に、約40名集まった福島県内の有機農家も感嘆しきりでした。
kouenn.jpg
次は、3月23日(土)、会津において「エネルギー」をテーマとした講習会を開催しますので、参加ご希望の方は有機ネット事務局までお知らせください。
【NPO法人福島県有機農業ネットワーク事務局 E-mail yuuki@farm-n.jp】
プロフィール

Author:福島県有機農業ネットワーク
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