稲作技術検討交流会(会津)

会津は、千葉県と同じ面積があるほど広いです。そのほとんどは山で、山からの水を引いて各地で農薬を使わない稲作が行われています。今年は、会津若松市の長尾好章さん、喜多方市熱塩加納町の大竹久雄さん、猪苗代町の土屋直史さんのところを見学しました。

長尾さんは、会津盆地の真ん中で自然栽培のお米3haと枝豆、ハウストマトなどの複合経営を行っています。60gの筋まきで育てた苗を植え、除草は機械除草一回のみで、あとは稲の力に任せ、野菜に労力をまわすようにしています。収量は5俵もいきませんが、それで構わないとのことでした。後で見学した土屋さんたちと一緒に自然栽培米を使って地元の会津娘(高橋庄作酒造)に仕込んでもらったお酒を自己販売しているとのことです。仲間の高階さんが酒販免許も取得しているとのことでした。昨年の仕込み量は2千リットルでしたが、今年は倍に増やすとのことです。

大竹さんは、山裾に広がる田んぼにおいて10haのうち6haを有機栽培しています。これまでは紙マルチ抑草を図ってきましたが、労力やコストの面から「脱」紙マルチを模索しています。田植え二日後に酒カスペレットを10アール20kg散布したところ、前年度多発したヒエが風が吹いた際に抜けてしまったそうです。トロトロ層が即席に形成されたのでしょうか。参加者みな、大竹さんの話に聞き入っていました。

土屋さんは、標高550mもある稲作限界地帯においてお父さん、お兄さんと共に、飼料米10haをはじめ稲作、野菜や花栽培などを大規模に行っています。ご本人は、亀ノ尾、ササシグレ2haを自然栽培していました。自家製ボカシで育苗した苗を、坪80株で密植し、中耕を5回行っているそうで、冷害に遭わなければ順調に稲刈りできそうでした。亀ノ尾は普通草丈が1.5mぐらいになるのですが、高冷地のせいか亀ノ尾と思えないくらい草丈が低かったです。ササニシキとササシグレは吸肥力が強くて自然栽培に適しているとのことでした。

福島県の中の会津だけとっても、多様な有機稲作が行われています。そして、皆さん毎年進歩しており、中通りや浜通りの参加者にも刺激になったと思います。参加者は、昼食に立ち寄った喜多方ラーメンの人気店、一平で千円のスペシャルラーメンを注文していました。みんなよく食べる。農家の元気の源はやはり食べることのようです。

長尾さん水田
長尾さん水田、葉色が薄い

大竹さん水田
大竹さん水田、今年は雑草も抑えて多収が期待できそう

大竹さん酒粕ペレット
大竹さんの酒粕ペレット(水分調整は米ぬか使用)

土屋氏水田
土屋さん水田、向かって左がササシグレ、右が亀ノ尾

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せたがやふるさと区民まつりに参加してきました

8月5日6日とせたがやふるさと区民まつりの復興支援ブースに出店してまいりました。
たくさんの福島応援団の方々にご来店頂きました。また販売ボランティアでも多くの方にご協力頂きました。
あらためて御礼申し上げます。

お祭りムードに流され、福島の農業の様子を言葉で伝えることはあまりできませんでしたが、あの活気で福島の農業者が元気にやっていることは伝わったかと思います。

10月29日(日)にはJR貨物墨田川操車場フェスティバルに出店の予定です。またお会いしましょう。
せたがやふるさと区民まつり2017
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