稲作技術検討交流会(中通り) 報告

6月28日、石川町で秀明自然農法を実践する吉田誓会員、郡山市の成田守会員の圃場を見学しました。吉田さんはポット苗を消費者と手植えしていました。成田さんもポット苗を移植していました。ポット苗は健病育成に最適で、順調に生育していました。除草には中耕除草機を使っていました。

その後、郡山市で親子三代で50年にわたって有機農業を行っている石澤智雄さんの水田をみせてもらいました。石澤さんは10年前から二山(ふた)耕起といい、秋から春にかけて田んぼに畝立てすることで田んぼを乾かせて雑草を抑制する方法を実践してきました。投入したのは米ぬか10アール30kgだけでした。その後、米ぬかの投入もやめ、本田では無投入としました。いわゆる自然栽培です。現在では、育苗培土と育苗に使う魚液といって魚かすから取った液体肥料を購入しているだとのことです。除草に入るのは1回だけ、いわゆるトロトロ層が形成されており、全く無除草の田んぼも何枚かありました。石澤さんは、今年、6.6ヘクタール、大きな高校のグラウンド6枚半!もの田んぼで自然栽培を実践してします。

参加者から、無施肥だと草丈が10cmを少し超えるぐらいにしかならず、田んぼの均平を完璧に行い、かつ苗が黄化しないうちに田植えすることが肝要であると報告がありました。

農薬や化学肥料を使う慣行栽培とは異なり、有機栽培では完全なマニュアルはできません。有機農業は自然を活用する農業であり、田んぼは一枚一枚が違うのですから、一枚一枚に最適化したメニューを用意するのです。別の言い方をすれば、自然を人間に合わせるのではなく、人間が自然に合わせる必要がある、それが有機農業の技術です。

稲作は福島県はもちろん全国各地で行われており、有機栽培の技術は進歩してきました。現在も進化しています。今後、これを要約していきたいと思います。

稲作技術検討会(中通り)
参加者に説明する吉田さん

http://blog-imgs-106.fc2.com/f/u/k/fukushimayuuki/20170630031012ab3.jpg稲作技術検討会(中通り) 2
手植えしたポット苗

稲作技術検討会(中通り) 3
銀河のほとりで昼食

稲作技術検討会(中通り) 4
成田さんの田んぼとビニペット除草機

稲作技術検討会(中通り) 5
石澤さんの田んぼ
スポンサーサイト

Comment

非公開コメント

プロフィール

福島県有機農業ネットワーク

Author:福島県有機農業ネットワーク
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR