草堆肥づくり体験

11月4日に、南会津町の馬場理事のところにおじゃまして、草堆肥づくりを体験しました。馬場さんは、不耕起で野菜を育て、生えてきた雑草はハンマーナイフモアで粉砕して肥料にする、わらは野積みして腐熟してから培土に使うなど、草を生かす工夫をしています。南会津は茅が生えているので、これを集めてマルチにも使っています。

それ以外にも、自家採種に心がけ、風土にあった苗を育てるように心がけているそうです。

草堆肥を使うと炭素含量の高い有機物主体になり、初期生育は緩慢ですが、その後の成長は長く続きます。炭素循環農法といわれているやり方や秀明自然農法と共通の生育パターンのようです。

茅@馬場さん
茅場について説明する馬場さん

畜産技術検討交流会

11月1日に田村市船引町のアニマルフォレスト(吉田さん)、浪江町のNPO法人Jinの川村会員、相馬市の菊地会員のところを視察しました。

アニマルフォレストは、原発事故後、被災したヒツジやヤギを保護するところから活動が始まり、現在は、船引町にてポニー、ヒツジ、ヤギ、ニワトリ、ウサギを飼っています。ニワトリの卵は好評です。50年以上前まではどこにでもヒツジやヤギがいましたが、今ではすっかりマイナーになって日常的に触れ合うことはできません。アニマルフォレストでは、家畜と人が日常的に触れ合う場所を目指しています。モンゴルの移動式住居(パオ)を思わせるような家畜小屋も素敵でした。

浪江の川村会員のところでは、帰還が始まったばかりです。ウサギのフンは虫除けになるそうで、飼っています。ネズミと同じげっ歯類なのでオスメスを同じところで飼うとウサギ算式に増えるそうです。なお、家畜のウサギはアナウサギを家畜化したもので、日本にいる野ウサギとは違います。

相馬の菊地会員は、Uターンで震災後、就農しました。養鶏(卵)が現金収入の柱の1つになっているそうです。これから、農業を始めたい人は養鶏から始めたら良いことを強調していました。今回は新規参入者や新規参入を目指す参加者がいたので参考になったことと思います。

畜産技術検討会
パオを思わせる畜舎

畜産技術検討会 2
その中でヤギを群れで飼育(群管理)

畜産技術検討会 3
羊(肉用種のサフォーク)

うさぎ@川村さん
NPOJinのうさぎ、うさぎ、、

大野村農園
菊地会員の鶏舎はハウスを利用、倉庫は車

先進地視察(石川県能美市 西田栄喜さん、9月20日)

自称、日本一小さな専業農家の西田栄喜さんの畑と加工所をみせていただきました。

西田さんは20年近く前に首都圏からUターンで有機農業を開始しました。現在、30アールの野菜を露地と雨よけハウスで育てて野菜セットとして販売、野菜を使った漬物などの加工品、手作りのお菓子、さらに調味料や飲料などの取り扱い商品で、年間売上げは1,200万円、所得は600万円に達しています。

配られた資料に「農業の固定概念を捨てること」とありましたが、まさにそれを実践しています。
 1.小規模では専業で食べていけない=>十分な売り上げと所得がある=>全て直接販売で、利益率は農産物で8割、加工品でも7割
 2.たくさんの農業機械は必須=>草刈機、ハンマーナイフモア、小さな中古の管理機、たったこれだけ
 3.自分が育てたものしか販売してはいけない
   =>原料を仕入れて、加工品として漬物やお菓子を販売=>夫婦二人だけと思えないほど品揃えが豊富(「風来のHP」: http://www.fuurai.jp/order-1.htm)
   プラス、取扱商品も豊富
 3.当初から無農薬栽培で、有機肥料や家畜堆肥を使っていましたが、虫の害が多くなって、廃菌床を使うように転換したところ、虫の害が少なくなり味も良くなったとのことです。炭素循環農法と呼ばれています。ただし、炭素循環農法の習熟には苦労もあったそうです。
 4.商品に加えて農家そのものをブランドに!。当会の会員でもそのような農家、加工品生産者におられ、全く同感です。農家のブランド力を高めることの一例として、キムチに適した白菜の品種の種を播くところから、プロセスを公開して、消費者の信頼を得ること(キムチは西田さんの定番商品)。別の例として、農家と消費者が出会う「農コン」を開催して、農家の人柄を理解してもらい、消費者の共感を高める方法もあります。
 5.仲間の農家と連携して、セット商品を販売する。西田さんの場合は、鍋セットに仲間の農家の豚肉を使っています。

 これまで蓄積したノウハウを企業秘密にせずに公開してくれるので、本当に参考になりました。広い心で視察を引き受けてくださった西田栄喜さんにお礼申し上げます。また、マイクロバスを出していただいた川村会員のおかげで、参加者は運転せずに石川まで弾丸ツアーすることができました。感謝します。

西田さんには、来年1−3月頃に福島にお越しいただき、ワークショップ形式の講演会を予定しています。詳しいことが決まりましたら、またご案内します。

西田さん視察
西田さんのところの外観

西田さん視察2
野菜畑を説明中

西田さん視察3
散布された廃菌床

西田さん視察4
生育中の野菜

西田さん視察5
機械はこれと刈払い機だけ

西田さん視察6
弾丸ツアーのバスで自己紹介

9月12日稲作技術検討会(浜通り)報告

いわき市、南相馬市小高区、相馬市の有機水稲栽培圃場を見学しました。参加者は12人でした。

いわき市では安島美光会員の山田錦。昨年から栽培を開始し、今年は山田錦のクセも習得して順調な生育でした。

小高区では、根本洸一会員の雄町。昨年より生育が遅れ、ようやく出穂が始まったところでした。稲刈りは11月になる見込みですが、稲姿は立派でした。

相馬市へ移動して、非会員ですが、渡辺正行さん、反畑(たんばた)能(あとう)さんの水田を見学しました。渡辺さんは、乗用のチェーンとプラホウキ除草、歩行の動力田車を組み合わせて、反畑さんはトロトロ層が形成されて、それぞれ5ヘクタールの水田を有機栽培していました。

見学会終了後も、参加者は反畑さんの水田脇で、稲作論議が尽きませんでした。これぞ農民魂です!

今回見学させていただいた根本さんが80歳、渡辺さんも70代、反畑さんは84歳!ですが、みんな現役で除草剤を使わず稲つくりを行っています。安島さんは60代ですが、フルマラソンを走ります。稲姿も素晴らしい。これから超高齢化社会を迎える中で、現役で農業を続ければ何歳になっても生きがいがあり、頭も使い体も動かすので健やかな老後につながる。稲姿だけでなく、生きざままで学ばせてもらいました。ありがとうございました。

稲作技術検討交流会
山田錦の前で説明する安島さん

稲作技術検討交流会 2
ようやく出穂始めた雄町を背に根本さん

稲作技術検討交流会 3
長さ4mのプラホウキ、土を削るように除草する、一番手前が渡辺さん

稲作技術検討交流会 4
おん歳84歳の反畑さん

8/27 藍の学校 生葉染め編を開催しました

藍の学校1
お天気にも恵まれ、藍の学校 生葉染め編を開催しました!
今回は初心者にも気軽に体験できるバンダナ染めです。
まずはバンダナに模様をつけるため、輪ゴムや割り箸、洗濯バサミを使って施していきます。
その後、畑に行って生葉を摘み取ります。
前回、定植した苗だけでは足りず、森さんの畑からも分けていただきました。
藍の学校4

およそ20センチほどの長さで摘み取り、茎から葉を外していきます。
その後、葉を水洗いをして洗濯ネットに入れ、揉み出し染液を作っていきます。
これが、意外と重労働。みなさん、徐々に無言に。(;^_^A
藍の学校3

何とか出来上がった染液に、布地を入れ空気に触れないようにしつつ、ムラにならないように染液の中で15分ほど泳がせます。
そして桶に水を溜め、布地を入れ、染液を流しだすと水中酸化で綺麗な水色に染め上がります。
藍の学校2

みなさんに笑顔が広がり、ほっとひと安心。
揉み出しの苦労も忘れるほど、きれいに染まりました。
今回は、名古屋や東京、米沢、県内では会津坂下町からもご参加いただきました。
遠方よりありがとうございました。
次回もぜひご参加ください!
プロフィール

福島県有機農業ネットワーク

Author:福島県有機農業ネットワーク
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR